高松市の水防本部設置運営訓練で、Geoloniaが開発した「災害対策アプリ」が活用されました

高松市が2026年5月28日に実施した水防本部設置運営訓練で、Geoloniaが高松市とともに開発・提供している「災害対策アプリ」が活用されました。災害対応にあたる職員が、刻々と変わる状況を同じ画面で共有しながら判断する——そのための仕組みが、実際の運営訓練の場で初めて本格的に活用される機会となりました。

「災害対策アプリ」が支えた、リアルタイムの情報共有

今回の訓練は、出水期を前にした高松市の恒例の取り組みとして行われました。梅雨前線の影響で市内に大雨警報が発表されたという想定のもと、市の防災合同庁舎に約100人の職員が集まり、情報の集約、地域の支援、物資の輸送・調達といった役割ごとのチームに分かれて対応にあたりました。
道路の冠水や倒木、避難所への物資の供給、配慮が必要な方の福祉避難所への移動支援など、想定として持ち込まれたさまざまな状況を担当者がその都度アプリに登録すると、本部にいる職員全員が、手元の画面で同じ情報をリアルタイムに確認できます。

従来の災害対応では、最新の状況を把握するために職員が庁内を行き来する場面が少なくありませんでした。アプリを使うことで、それぞれが自分の持ち場にいながら全体像をつかみ、必要な判断や協議に集中できるようになります。今回の訓練は、その効果を実際の運営の流れのなかで確かめる機会にもなりました。

訓練を通じて見えた手応えと、これから

訓練では、職員が持ち場を離れずに状況を把握し、落ち着いて判断・対応できるという確かな手応えを得られました。一方で、運用面ではさらに改善できる点も見えており、訓練を重ねながら磨き込んでいくことが、これからの取り組みとして確認されています。

Geoloniaは、こうした現場での気づきをアプリの改良に反映し、繰り返しの訓練を通じて、使いやすさと実用性を一段と高めていきたいと考えています。

地理空間データ連携基盤を土台に

「災害対策アプリ」は、Geoloniaが高松市とともに整備してきた地理空間データ連携基盤の上に構築されたアプリケーションのひとつです。この基盤は、庁内外に散らばるさまざまな地理空間情報を機械判読できるかたちで統合・配信し、地図を「ハブ」として分野を横断したサービスを生み出すことを可能にします。

高松市では、この基盤の上に、公開型GIS「高松市スマートマップ」、市民向け防災アプリ「たかまつマイセーフティマップ」、駐車場情報アプリ「どこ駐車ナビ高松」など、防災・交通をはじめとする多様なサービスが構築されています。「災害対策アプリ」も、こうした取り組みのなかで、災害対応にあたる職員の業務を支えるアプリケーションとして整備されました。

Geoloniaは今後も、災害対応の現場で職員の皆さまが迅速に状況を把握し、的確に判断できるよう、アプリの改善とデータ連携基盤の強化に取り組んでまいります。

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