Geolonia、国のスマートシティ指針文書SCRA5.0に執筆協力として参画

〜内閣府が公開するスマートシティ・リファレンスアーキテクチャにおいて、地理空間データ連携・都市OS・空間IDの章を担当〜

株式会社Geolonia は、内閣府 科学技術イノベーション推進事務局が主導する「スマートシティ・リファレンスアーキテクチャ5.0(SCRA5.0)」において、地理空間データ連携基盤章を含む複数章の執筆協力しました。同文書は本日、2026年3月11日に公開されました。

内閣府ウェブサイト掲載ページ(2026/3/11公開)   

https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/smartcity/index.html#architecture

1. SCRA5.0とは

スマートシティリファレンスアーキテクチャ(SCRA)は、日本のスマートシティ推進における国の標準的な設計指針です。SCRA5.0では、人間中心社会の実現を目的として都市OS・デジタルツイン・地理空間データ連携・空間ID・AIとのインテグレーションなどを体系化しています。総務省、国土交通省、経済産業省、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、各自治体、民間企業が共同で策定に参画しています。

2. Geoloniaの担当領域

今回のSCRA5.0においてGeoloniaは以下の章を担当しました。

Geoloniaの役割内容
第7章 都市OS執筆協力都市OSの概要・機能・発展段階モデル
第8章 ID設計・データモデル指針執筆協力(IPA協同)NGSI-LD・GeoJSON・空間ID設計指針
第9章 都市OSの実装・運用・展開執筆協力(IPA協同)OSSを活用した実装・ガバナンス方針
第10章 分野別ユースケース執筆協力公共交通分野における都市OS活用事例
第11章 地理空間データ連携基盤執筆空間ID・FIWARE連携・地図事例(高松市・焼津市・不動産情報ライブラリ)・MCP+NGSI-LD

3. 第11章 地理空間データ連携基盤 について 

Geoloniaが担当した第11章では、都市OSの中核コンポーネントとして「地理空間データ連携基盤」のアーキテクチャ全体像を体系化しています。

従来、都市データは分野・組織ごとにサイロ化され、「ユースケース創出困難」「高コスト」「成功例不足」という課題が繰り返されてきました。本基盤はこれを解消するため、産官学民の地理空間データを共通の地図上に統合・標準化し、EBPM(証拠に基づく政策立案)や低コストなアプリ開発を可能にする仕組みを提示しています。

アーキテクチャは「データ層・連携層・アプリケーション層」の3層構造を採用。空間IDによる静的データとFIWARE(NGSI-LD)による動的センサーデータを同一キーで統合参照できる設計が特徴です。

GeoloniaはOrionと100%互換のコンテキストブローカーを独自開発しており、イベント駆動型処理をブローカー内に内包することで、Kafka等の外部基盤を必要とせず自治体でも運用しやすい構成を実現しています。

また、最先端の取り組みとしてMCP(Model Context Protocol)とNGSI-LDを組み合わせたLLM活用基盤の設計も示し、都市データへの自然言語アクセスを可能にする参照モデルを提示しました。

■代表コメント

「地図・空間データの分野でGeoloniaが長年取り組んできた技術と知見を、国の公式なスマートシティアーキテクチャに反映できたことを光栄に思います。空間IDやFIWARE、オープンソース地図技術の組み合わせにより、自治体や民間企業が実際に使える地理空間データ連携基盤の姿を提示しました。引き続き、日本のスマートシティの発展に貢献してまいります。」