観光DXは“地図”から始まる〜「使われないPDF」を「稼げる観光資源」に変える方法〜
観光マップが「PDFのまま」止まっていませんか?
多くの自治体が、観光施策の一環として「観光マップ」や「スポット紹介ページ」を整備しています。地元の名所・飲食店・体験施設・宿泊施設など、そこには地域の魅力が詰まっています。
しかし、その貴重な情報が「PDFのチラシやパンフレットの画像をそのままWebに貼って終わり」になっていしまっているケースも少なくありません。
紙のパンフレットは印刷物としては有効ですが、スマートフォンでは閲覧しにくく、Googleなどの検索にも引っかからない場合があります。結果として、せっかくの地域資源が、「見つけられない」「使えない」状態に陥っているのです。
今回は、観光DXの第一歩にして最大の鍵となる「地図情報のデータ化」について解説します。
なぜ観光客はあなたの街のマップを見ないのか?
観光客が旅先で最も利用するツールは、SNSやGoogleマップなどの地図アプリです 。彼らは「現在地からどう行けるか」「近くに何があるか」を地図上で瞬時に判断して行動します 。
このとき、自治体の観光情報が地図データとして連携されていないと、観光客の目に触れるチャンスを失ってしまいます。
しかし現場では、情報が以下のように「サイロ化(分断)」されているケースが散見されます。
- Webサイトにはスポット名がテキストであるだけ
- 地図は別ページのPDFで、更新は年1回のみ
- 観光協会や商工会議所とデータが共有されていない
これでは、担当部門がいくら構想を描いても、現場のデータ整備が追いつかず実現に至らないのです
カギは「情報の構造化」にあり
「使える観光マップ」を作るために必要なのは、高価なアプリ開発ではなく、まずは「スポット情報の構造化(データ整備)」です 。
具体的には、スポット名、カテゴリ、緯度・経度、営業時間などを表形式(CSVやスプレッドシート)で整理します 。 こうしてデータを整備し、Web地図と連携させることで、劇的なメリットが生まれます。
- 管理の効率化: スプレッドシートを直すだけで、地図も自動更新
- 利便性向上: 「現在地周辺のランチ」などがスマホで即座に検索可能に
- 多言語化: データを差し替えるだけで多言語ページも自動生成
Geoloniaで実現可能な「地図が主役」の観光DX
一度データを整備してしまえば、その活用方法は無限に広がります。Geoloniaの仕組みを活用することで、将来的には次のような“生きた地図”の展開が可能になります。
1. 「マップ型観光ポータル」の構築
「宿泊」「体験」「飲食」などのカテゴリで絞り込めるマップをWeb上に公開可能です。スポットを選ぶと詳細情報へシームレスに遷移できるため、旅行前の計画から現地の移動まで、一気通貫で観光客をサポートするポータルサイトとして機能します。
2. 公共交通・MaaSとのデータ連携
観光協会の施設データと、公共交通のリアルタイム情報を重ねて表示することで、二次交通の課題解決をサポートできます。自治体単独ではなく、民間サービスともつながる「観光エコシステム」の形成を促す土台となります。
3. 周遊イベント(スタンプラリー・AR)への展開
整備した位置情報データをAPIとして活用することで、デジタルスタンプラリーやAR(拡張現実)企画などのアプリケーション開発が容易になります。「点」の情報だけでなく、商店街やイベント会場を歩いて楽しむ「面」の体験を提供し、地域消費の喚起につなげることが可能です。
「点の情報」から「面の体験」へ
観光スポットの情報は、単体では「点」に過ぎません。しかし、それをデジタル地図上に展開し、現在地や交通情報と組み合わせることで、それは観光客にとって価値ある「面(エリア)の体験」へと変わります。これこそが、地域の回遊性と滞在時間を高める最短ルートです。
Geoloniaでは、ExcelやCSVからWeb地図に変換する仕組みを提供しており、専門知識がなくても、誰でも簡単に多言語対応・モバイル対応の観光マップを公開・運用できます。
「PDFを貼るだけ」の時代を卒業し、“旅の行動を支える地図”へ。 その第一歩を、まずは手元のデータ整備から始めてみませんか。
自治体の方、自治体向けにデータ連携サービスを提供されている方、メディアの方など
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